2019年1月22日 新年を迎えるにあたり

 
  平成最後の一年の幕が開きました。国内外・近隣諸国との関係等々 難問山積の幕開けですが、サッカー界も 今 開催中のアジアカップ・コパアメリカ経由での2020東京オリンピックと、日本代表からも目が離せません。

 さて私事ですが1/12日から14日の日程で 第11回 JFA FOOTBALL CONFERENCE が高知県で開催され、私も参加してきました。全国のTOPカテゴリーからグラスルーツの指導者まで1000人を超えるライセンス保持者が一同に会し「力を合わせて新しい景色を」のテーマの元、初日の基調講演に始まりイングランド・アイスランド・フランス・ドイツ等から招かれたゲストスピーカーによる、各国の選手育成の取り組みの講演・フォーラム・分科会と、AM9:00からPM6:00迄のハードなスケジュールの中 全国の色々な指導者たちと交流することができました。
 また愛知FCの新年は、1月3日テラスポ鶴舞と一宮フットサルパークでの、現役・OB・達が参加しての初蹴りで1年がスタートしました。
 ただ私はというと、1月2日から7日までのスケジュールで韓国の全羅南道、康津郡で開催された交流大会に招待され、愛知FC(U-11)を引率して参加するため 初めて初蹴りを欠席する事となりました。
 この交流大会は、韓国全土から集まった Kリーグ下部組織を含む22チームで開かれ(因みに愛知FCは海外招待チームということで飛行機代のみ自己負担で現地交通費・滞在費は全て主催者負担)最終日には 観光も用意されており 子供達にとっては新年早々素晴らしい体験が出来たことと思います。
 サッカーに関しては韓国チームの球際の激しさ、厳しさが体験でき、これからの彼等のサッカー人生にとても貴重な財産になったことだと思います。
 それよりも何よりも私が感じたのは、大人(政治)の世界でギクシャクしている日韓関係の中、子供達は本当に屈託なく 事前に覚えたであろう数少ないお互いの言語を駆使しして無邪気に触れ合う姿です。この先彼等が大人になった頃には 隣国との関係が今回目にした光景のように良好になっていれば...と思うばかりです。(政治の世界では簡単ではないと思いますが...)
 ただ我々大人が今できる事は子供達のサッカー技術の向上・勝利の為の指導するだけにとどまらず、人としての成長を助長し、自立した大人になることを手助けすることであり、また異文化との積極的な交流を提供し、それぞれ バックグラウンドの違う人々等、また文化や考え方の違う外国人等を如何に受け入れていくか等々、将来グローバルな社会を担っていくであろう子供達への、大人の大切な責務ではないかと思うのです。

2019年01月22日