2018年3月14日
平昌オリンピックも 史上最多メダルを獲得する等、日本勢大活躍のうちに幕を閉じました。 次はいよいよ 6月のロシアワールドカップです。日本にとって平昌オリンピックの様な大活躍は現状 客観的に見て望めそうにありませんが、日韓ワールドカップの時の様になんとか決勝トーナメント(ベスト16)を目指して頑張って欲しいと思います。
さて今回は、平昌オリンピック スピードスケート女子500mで優勝した 小平奈緒選手の優勝後のインタビューでの彼女の言葉に注目してみました。
”教えられることは有限、求めていけば無限,, この言葉、バンクーバー(2010年)ソチ(2014年)と 期待されながらオリンピックで結果を出せずに今回の大会を迎えた小平選手、500m金メダル、1000m銀メダルの結果を出した彼女の口から出た言葉だけに仲々含蓄のある言葉だと感じたのは私だけでしょうか。
まさに読んで字の如く、教えてもらうことには限りがあるが、自身で求めて主体的に追求していけば答えは先々無限に有る。そんな様に受け止めれば良いのでしょうか。
結果的に成功者の言葉だからではなく、我々のまわりにいる育成年代の選手達を含め現代を生きる少年達に、今最も必要な事をピンポイントで示唆している言葉ではないでしょうか。
”教えてもらった事を一生懸命にやる,,それも大切な事だとは思います。しかし今彼らに最も必要なのは自分が成長するために自ら考え、自ら行動し、自ら求めていくその姿勢こそ最も必要であり大切な事ではないかと考えます。
選手として成長していくためには教えてもらうのを待つだけでは限界があるのではないでしょうか。
自らのストロングポイント、ウィークポイントを知り、自ら創意工夫し 上を目指して取り組んでいく姿勢さえあれば成長に限界は無いのではないでしょうか。
もちろん指導者も日々成長し、より良い指導を選手に提供していく努力を怠ることは許されません。しかしまずは選手自身が矢印を自分に向け、日々の課題に取り組んでいくことが 自らを大きく成長させてくれる第一歩ではないかと思います。
最後にもう一度 ”教えられることは有限、求めていけば無限,, この言葉を今の若い選手達にに送りたいと思います。